旦那様に「君を愛する気はない」と言い放たれたので、「逃げるのですね?」と言い返したら甘い溺愛が始まりました。
セルト様がもう一度私に口付けをした。
「レシール。負けを認めてくれ」
そう話したセルト様の表情すらよく見えない。
もうそんな余裕はなかった。
だって私はセルト様の前に誰かと婚約を結んだことはない。
だから、この口付けだって初めてだった。
そしてその時、セルト様の後ろにある鏡台が目に入った。
少し態勢を上げた私の顔をよく映っている。
頬を赤く染めて、目を潤ませて震えている、私の顔が。
私はそんな自分の顔を見られるのが恥ずかしくなり、セルト様を押して起き上がり、部屋を飛び出そうとする。
「レシール。負けを認めてくれ」
そう話したセルト様の表情すらよく見えない。
もうそんな余裕はなかった。
だって私はセルト様の前に誰かと婚約を結んだことはない。
だから、この口付けだって初めてだった。
そしてその時、セルト様の後ろにある鏡台が目に入った。
少し態勢を上げた私の顔をよく映っている。
頬を赤く染めて、目を潤ませて震えている、私の顔が。
私はそんな自分の顔を見られるのが恥ずかしくなり、セルト様を押して起き上がり、部屋を飛び出そうとする。