私をフッた元上司と再会したら求愛された件
「なんか楽しそうだね」
不意に背後から声をかけられ、驚いて振り返ると社長の一条さんが悪戯っぽく笑いながら立っていた。
「ラクリノの件は順調?」
「は、はい。動画広告も無事にシナリオが決まりそうで、今のところ問題なしです」
「おっ、良かったね」
その時、パソコンの通知音が鳴って、私は視線を戻した。
『仕事とは別件なんだけど、今度一緒にご飯行かない?』
ヒュッと肺から変な音がした。これってふたりきりってこと? 頭の中は軽くパニックだ。
「これって戸川くんからだよね? 前の会社で一緒って言ってたけど、かなり仲良かったの?」
あまり動揺していたせいで、一条さんが私のパソコン画面を覗き込んでいたことにも気づかなかった。戸川さんとのやり取りを他の人に見られるのは恥ずかしくて、私はノートパソコンの画面をそっと閉じた。
「い、いえ……一回だけ長期プロジェクトが一緒で、その時に少し関わりがあったくらいで……」
「ふーん」
さすがにフラれたことは黙っておいたけれど、私を見る一条さんの目はなぜか胡乱げだった。
一条さんが動かないので返信を打つこともできず、帰るところだったと言う一条さんと一緒に私もオフィスを出ることにした。
不意に背後から声をかけられ、驚いて振り返ると社長の一条さんが悪戯っぽく笑いながら立っていた。
「ラクリノの件は順調?」
「は、はい。動画広告も無事にシナリオが決まりそうで、今のところ問題なしです」
「おっ、良かったね」
その時、パソコンの通知音が鳴って、私は視線を戻した。
『仕事とは別件なんだけど、今度一緒にご飯行かない?』
ヒュッと肺から変な音がした。これってふたりきりってこと? 頭の中は軽くパニックだ。
「これって戸川くんからだよね? 前の会社で一緒って言ってたけど、かなり仲良かったの?」
あまり動揺していたせいで、一条さんが私のパソコン画面を覗き込んでいたことにも気づかなかった。戸川さんとのやり取りを他の人に見られるのは恥ずかしくて、私はノートパソコンの画面をそっと閉じた。
「い、いえ……一回だけ長期プロジェクトが一緒で、その時に少し関わりがあったくらいで……」
「ふーん」
さすがにフラれたことは黙っておいたけれど、私を見る一条さんの目はなぜか胡乱げだった。
一条さんが動かないので返信を打つこともできず、帰るところだったと言う一条さんと一緒に私もオフィスを出ることにした。