私をフッた元上司と再会したら求愛された件
『わかった。俺の方でも知り合いの制作会社を当たってみる』
「えっ?! そんな……私の仕事ですし、戸川さんにお願いするわけには……」
『言っただろ? 俺たちはひとつのプロジェクトを遂行するパートナーだって。俺もこの動画広告は成功させたい。それに――』
戸川さんが何かを躊躇うように言葉を切った。
『それに俺は、園崎が困ってたら助けになりたいんだよ』
やるせなさを滲ませた戸川さんの声を聞いて、私は目を大きくした。
戸川さんは油井さんと付き合っているはずなのに。どうして私なんかにも優しさを振りまくの……? そんな風に言われたら、諦めたくても諦められない。
何も言えないでいる私の耳元で、自嘲する息遣いがひとつ聞こえた。
『ごめん、諦め悪くて。とにかく制作会社は俺の方でも当たってみる。少しでも感触が良いところがあったらすぐ園崎に繋ぐから』
戸川さんはそれだけ言うと、電話を切ってしまった。
「えっ?! そんな……私の仕事ですし、戸川さんにお願いするわけには……」
『言っただろ? 俺たちはひとつのプロジェクトを遂行するパートナーだって。俺もこの動画広告は成功させたい。それに――』
戸川さんが何かを躊躇うように言葉を切った。
『それに俺は、園崎が困ってたら助けになりたいんだよ』
やるせなさを滲ませた戸川さんの声を聞いて、私は目を大きくした。
戸川さんは油井さんと付き合っているはずなのに。どうして私なんかにも優しさを振りまくの……? そんな風に言われたら、諦めたくても諦められない。
何も言えないでいる私の耳元で、自嘲する息遣いがひとつ聞こえた。
『ごめん、諦め悪くて。とにかく制作会社は俺の方でも当たってみる。少しでも感触が良いところがあったらすぐ園崎に繋ぐから』
戸川さんはそれだけ言うと、電話を切ってしまった。