婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
慌てて弁解すると、美作マネージャーは興味を引かれたように、その大きくてキラキラした目を見開く。

「そっか、付き合ってるわけじゃないんだ? あ、もしかしてほかに彼氏がいる?」

「あはは、彼氏もいませんよ」

情けないことに、と苦笑すると、なぜか「よかった」と言って安心した顔をする彼。

ふっと目もとを緩めてこちらに顔を近づけてきたので、私は反対にぱちりと目を瞬かせた。

「さっきの運転の件……ああ、別にワイナリーじゃなくてもどこでもいいんだけど」

そう切り出して手を伸ばしてくる美作マネージャー。高い背をわずかに屈めて、覆い被さるようにこちらを覗き込んでくる。

「君が行きたいところに、どこへでも付き合うから」

とん、と彼が壁に手をついた。気がつけば相手の顔が目の前にあって、壁に押し付けられているではないか。

……え? 壁ドン?

なぜこんな状況になっているのか。意味がわからなくてフリーズする。

「急に言っても困らせてしまうかな。無理に誘っても迷惑だろうし」

彼は思案するように目線を漂わせたあと、こちらに情熱的な眼差しを向けた。

「考えておいてくれると嬉しいな」

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