婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
わだかまりが解けるかはわからないけれど、とりあえず謝らなければ前に進めない。なにもしないままうじうじしているのは、私らしくないから。

自己満足のような謝罪だ、冷たくあしらわれたら、それはそれでかまわない。

そんなことを考えながら近所のスーパーで夕飯の買い物を済ませ自宅マンションに戻ると、玄関の前にスーツ姿の男性が立っていることに気づいてゾッとした。

まさか不審者? 女性のひとり暮らしを狙って……?

しかし、不審者にしてはうしろ姿が妙に格好いい。スマートな長身に、質のいいコート。っていうか、あのチェックのマフラーは……!

「聖澤……さん?」

彼が振り向く。呆然とする私を見て、決まりが悪そうに目を逸らして頬をかいた。

「悪い、家まで押しかけるような真似して。社外で捕まえようとしたんだが、失敗した」

「どうして……」

「どうしてって……話すべきだと思ったから、か?」

まるで自問自答のように、首を傾げながら答える。

曖昧な言い方が珍しくて、そして子どもみたいに困惑している彼が妙にかわいらしくて。

同時に、私と話そうとしてくれていたことが嬉しくて、日中の胸のもやもやが嘘みたいに晴れる。

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