婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
「会話に割り込んでいいのか悩んでいたら、美作マネージャーに声をかけられて」

素直に話すと、彼は難しい顔で腕を組んだ。

「だったらやっぱり俺が悪い。勝手にあんたらを勘ぐっていた」

「勘ぐる?」

「ふたりで抜け出したと思ったんだよ。あんたも美作さんの前じゃ大人しくしてたし、なんだか嬉しそうにも見えたし――って、こんな言い方してたら昨日と同じだな」

彼ははあっと大きく息をついて、苛立ちを隠すように後頭部をかきむしる。

私が美作マネージャーを相手に浮かれているように見えたから、イライラしていたってこと?

それって、まるで嫉妬しているみたいに聞こえるんだけど……解釈の仕方が間違ってるかな?

「とにかくだな。美作さんに本気になるのはやめておけ。あの人、ああ見えてかなり自由な人だから。真面目に結婚とかパートナーとか絶対考えてない」

「そう、なんですか……ご助言、感謝します」

端に置かれた聖澤さんの感情の方が気になるけれど……私のことを真剣に心配してくれているのは確からしい。素直にお礼を言ってぺこりと頭を下げる。

「美作さんのこと、よくご存じなんですね」

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