婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
次の恋愛候補に挙がった男性は、なんでも「いいね」と肯定してくれる心優しい人だった。柔軟で包容力があり、今度こそ最高に素敵な人を見つけられたと思った。しかし――。

「柔軟といえば聞こえはいいんだけど、日によって意見がころころ変わるの。他人の意見にすぐ流されちゃうみたいで」

「優柔不断男だったってわけか」

自分の意志がなく、交際するかどうかすら「紬希ちゃんの好きにしていいよ」と言われた。

そこは男らしく「俺と付き合ってくれ」くらい言ってほしかったんだけど……。結局彼とは友人のままで終わってしまった。

「誠実だけど頑固すぎず堅すぎず、コミュ力はあるけどほどほどで、女友だちは少なくて、柔軟だけど自分の意志はしっかり持っていて男らしくて――」

「そんな人がこの世に存在するの……?」

一八〇度違う価値観が行ったり来たりの堂々巡り。辿り着いた理想の男性像は矛盾だらけでよくわからない。

ジュリナが目を据わらせてぶつぶつと考察を始める。

「私的には『将来性』と『タフさ』は必須だと思う。『衣服のセンス』も合わないと結構地獄だと思うの。あ、『DV男』と『浮気男』はまず論外」

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