婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
「やめて……もうこれ以上、条件を複雑にしないで」

頭を抱えて項垂れる。『素敵なパートナー』ってなに? 『幸せな結婚』ってどうすればできるの?

「ピンと来ないなら、もうトライアンドエラーしかないんじゃない?」

ジュリナの提案に私は「同感」と真面目に頷く。

「あ、ジュリナ、あそこのふたりに話しかけてみない?」

「えー、ちょっとシャツがダサくない? 時計もピカピカで成金感が無理」

「あっちは?」

「九番? 猫背が気になる~。一緒に歩きたくない」

……果たして私たちのお眼鏡に敵う男性はこの会場にいるのだろうか?

「ねえジュリナ、まずはお話ししてみてから決めない? シャツは……ダサいけど、性格はいいかも」

「好みとか仕草って見た目に出るんだよ? だいたい、妥協するくらいなら結婚しなくていい。納得できない男と添い遂げるなんて絶対地獄」

まあ、完全に同意とは言わないけれど、慎重になる気持ちは理解できる。

とはいえ、その感じでいったら一生結婚できないかも。

賑やかな家庭に憧れを持っているのも事実で、結婚願望に目を瞑ることはできない。

気がつけばもう二十八歳、そろそろ運命の男性に巡り会いたいものだ。


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