婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
「幸せにしてやれる確証もないのに、恋愛する権利なんてないと思ってた。軽々しい気持ちで近づいたところで相手を傷つけるだけだから」

彼がそう思っているであろうことは、なんとなくわかっていた。誠実なあまり女性を遠ざけているのだろうと。

「でも、あんたが好きだ」

ぽつりと漏らされた素直なひと言に、ぎゅっと胸が締めつけられる。

「そばにいたいし、ひとり占めしたいとも思う。美作さんにだけは絶対に渡したくないし……いや、相手が誰だって渡したくない」

肩に触れている手がわずかに震えた。その振動から彼の強い意志や迷い、葛藤が伝わってくる。

「でも独占したいってだけじゃ、駄々をこねる子どもでしかない。あんたが結婚を目標にするなら、同じだけの覚悟を持つ男じゃなきゃ釣り合わない」

きゅっと目を瞑る。だから俺ではあんたの恋人にはなれない、そんな言葉の続きを想像して怖くなる。

「だからずっと考えてた。この先、気が遠くなるくらいの長い時間、あんたと一緒にいたいと思い続けられるかって」

「……思えましたか?」

恐る恐る尋ねてみると、彼の手が、指先が、私の首筋に伸びてきて顎をそっと持ち上げた。

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