婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
すると、彼は唇を私の顎に滑らせ、首筋を辿り、服が忌まわしいといわんばかりに鎖骨を食んだ。思わず「ひゃっ」と小さく悲鳴を漏らす。

「紬希が婚活って言うから、手を出さないでいたんだ。あんたに触れていいのは覚悟を決めてからだと思ってたから」

目線を上げると、真剣な表情。その瞳の中には桃色の灯と情熱の炎が宿っていて、どれだけ私を求めてくれているか、その熱が伝わってくるかのよう。

「あんたを一生大事にするって決めた。だからもう抑えない」

そう言って深く口づけると、片方の手をトップスの裾から胸の方へ押し入れた。

「あ……」

指先は下着の上。直接触れられたわけではないのに、体が勝手に反応してしまう。

「その声は……いいように解釈するぞ?」

「んっ……」

恥ずかしさに身悶えながらもこくりと頷く。彼に肩を抱かれ、ときたまキスを落とされ、テラスから室内に移動する。

リビングには大きめのベッドがふたつ。窓際の方にふたり揃ってなだれ込む。

恥ずかしいけれど……嬉しい。

私の体をすっぽりと覆い尽くす大きな彼が逞しくて素敵だ。でも必死に求めてくる姿はかわいくもある。

< 203 / 236 >

この作品をシェア

pagetop