婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
「今、ちょうどお客様からお問い合わせのご連絡をいただいていて。少しだけ待ってもらってよろしいですか」
「どうぞどうぞ。むしろ忙しい時間にお邪魔しちゃってすみません」
恐縮する女将さんにお気になさらずと伝え、旅館の入口で待たせてもらう。
その間に聖澤さんが女将さんには聞こえない声でぼそりと呟いた。
「この宿、契約する意義はあったのか? 手間だけ増えて、売上にならないだろ」
規模の大きい宿も小さい宿も、こちらがかける手間やコストはそう変わらない。だったら部屋数が多く稼働率の高い宿泊施設と契約をした方が単純に儲かる。
実際に足を運んでみたらこの宿の魅力をわかってくれるかも、なんて期待していたが。合理主義は揺るがないか、とちょっぴり寂しく思いながら彼をなだめた。
「私、華村を推してるんです。ここのお料理、すごくおいしいし、雰囲気もとてもいい宿なので。たくさんの方に知ってもらいたかったんですよ」
この仕事のやりがいは売上だけじゃない、ほかにもたくさんある。それらに見ない振りをして売上だけを突き詰めるのは、もったいないと思うのだ。
「どうぞどうぞ。むしろ忙しい時間にお邪魔しちゃってすみません」
恐縮する女将さんにお気になさらずと伝え、旅館の入口で待たせてもらう。
その間に聖澤さんが女将さんには聞こえない声でぼそりと呟いた。
「この宿、契約する意義はあったのか? 手間だけ増えて、売上にならないだろ」
規模の大きい宿も小さい宿も、こちらがかける手間やコストはそう変わらない。だったら部屋数が多く稼働率の高い宿泊施設と契約をした方が単純に儲かる。
実際に足を運んでみたらこの宿の魅力をわかってくれるかも、なんて期待していたが。合理主義は揺るがないか、とちょっぴり寂しく思いながら彼をなだめた。
「私、華村を推してるんです。ここのお料理、すごくおいしいし、雰囲気もとてもいい宿なので。たくさんの方に知ってもらいたかったんですよ」
この仕事のやりがいは売上だけじゃない、ほかにもたくさんある。それらに見ない振りをして売上だけを突き詰めるのは、もったいないと思うのだ。