婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
「全部5って……やる気あんのか?」

私の評価結果を見た聖澤さんが、タブレットを突き返してくる。

「ありますよ、そこは喜んでくださいよ」

「面倒だから5をつけたようにしか見えない」

「聖澤さんはご自分で、改善点があると思ってるんですか?」

「ないな」

「でしょう?」

腹が立つけど完璧だから仕方がない。彼は「なぜあんたがドヤるんだ」と不満顔でタブレットを指差した。

「……せめて最後のこれは3くらいにしとけ」

そう言って彼が指さしたのは【顧客の笑顔を引き出せているか】の項目。

評価を下げてくれなんてどういうつもりだろう? 驚いて彼を見つめる。

「俺は無駄話が苦手なんだよ。あんたみたいににこにこ笑顔を振りまくのも。このやり方しかできない」

苦い顔でそう言って、ホットコーヒーを口に運んだ。

もしかして、聖澤さんは笑顔が苦手? 笑う必要がないから笑わないんじゃなくて、笑えないの?

「……それってコンプレックスだったりします?」

尋ねてみると、彼は「必要とも思ってないから、劣等感ではない」と冷静に答えてコーヒーカップを置いた。

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