婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
とはいえ、評価を下げろってことは弱点ではあると認識しているんだよね……。

予想外に殊勝な人で、ちょっぴり親近感が湧く。

「ちなみに『無駄話』じゃなくて『雑談』とか『世間話』くらい言ってください。ビジネス用語では『アイスブレイク』って言うんですよ」

「ご高説どうも。知ってるよ」

タブレットの評価を訂正して、今度こそ彼の前に持っていく。

「そんなに嫌なら4にしておきましょうか。別にぎくしゃくしていたわけじゃありませんでしたし、低評価をつける必要性は感じません」

「甘いやつ」

ふう、と息をついてようやく納得したのか、彼がバッグの中にタブレットをしまう。

「この相互評価システムは使えないな。評価する人間によって厳しかったり甘かったり基準がバラバラになる。とても査定に使える代物じゃない。これでボーナスを決めたら不満が続出するぞ。……そうわかっただけでもよかったのかもな」

私たちがこんなに頑張ったのに結論が【使えない】では報われないが……確かに私も評価1には不服だもの。せめて2だと思う! 1も2も大差ないかもしれないけれど、気持ち的に。

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