婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
だが、そんな愚痴を美作さんにぼやいたところでどうしようもないのでぐっと堪え、仕事の件についてだけ端的に答えた。
「無理ですね。相互評価システムは査定に使えません」
「まあ、それはなんとなくわかってた。でも、自己啓発って意味では、お互いにいい刺激になったんじゃないかと思ってさ」
テーブルの上に肘をついてにこにこしている一見能天気なこの男は、俺の四年先輩で昔から妙に縁があった。出身大学が同じで、OB訪問で世話になったのもこの人だ。
なんだかんだかわいがってもらってはいるが、親切の裏に打算がある人で、会うたびに『次はなにを企んでいるのだろう』と詮索してしまう。
「彼女、なかなか見どころのある子だったでしょ?」
「見どころは知りませんが、性格や価値観は俺や美作さんとは真逆でしょうね」
「仕事に対する考え方とか、おもしろいよね」
「欲のない人だなとは思いました。それなりにスキルはあるのに、上に行こうとしないなんて」
桃代さんについてはこれまで一緒に仕事をする機会もなく、〝いつまでも平社員〟という事実だけを見ていたから、単純に仕事ができない人なのだと思っていた。
「無理ですね。相互評価システムは査定に使えません」
「まあ、それはなんとなくわかってた。でも、自己啓発って意味では、お互いにいい刺激になったんじゃないかと思ってさ」
テーブルの上に肘をついてにこにこしている一見能天気なこの男は、俺の四年先輩で昔から妙に縁があった。出身大学が同じで、OB訪問で世話になったのもこの人だ。
なんだかんだかわいがってもらってはいるが、親切の裏に打算がある人で、会うたびに『次はなにを企んでいるのだろう』と詮索してしまう。
「彼女、なかなか見どころのある子だったでしょ?」
「見どころは知りませんが、性格や価値観は俺や美作さんとは真逆でしょうね」
「仕事に対する考え方とか、おもしろいよね」
「欲のない人だなとは思いました。それなりにスキルはあるのに、上に行こうとしないなんて」
桃代さんについてはこれまで一緒に仕事をする機会もなく、〝いつまでも平社員〟という事実だけを見ていたから、単純に仕事ができない人なのだと思っていた。