婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
うちの会社は六年も勤めていれば、だいたいの人間が主任の肩書きをもらえるはずだから、それをもらえないのはよっぽどなのだと。
だが、彼女は顧客との向き合い方や状況判断、対応力も充分だった。
自ら好んで出世を拒んでいる。俺には理解できない。
「うんうん、僕たちとは違うよねえ」
美作さんとも意見が一致した。しかし、思うところもあるらしく、彼は「でも――」と話を続ける。
「桃代さんじゃなきゃ落とせない顧客もいると思うんだよ。先日、君が一緒に営業に行った『華村』とか」
ふうん。意外と美作さんは桃代さんを買っているのか。
ふと、彼女に好みの男性を尋ねたときに『美作マネージャーみたいな人』と答えたのを思い出す。
紹介してやることもできなくはないが――いや、やめておこう。彼女が泣きを見るに決まっている。
美作さんは言ってしまえば享楽主義だ。ひとりの女性を一途に愛するタイプではない。桃代さんが弄ばれるのをわかった上で紹介はしたくない。
そうこう考えている間に、美作さんは手もとのタブレットを操作し評価結果をチェックする。
だが、彼女は顧客との向き合い方や状況判断、対応力も充分だった。
自ら好んで出世を拒んでいる。俺には理解できない。
「うんうん、僕たちとは違うよねえ」
美作さんとも意見が一致した。しかし、思うところもあるらしく、彼は「でも――」と話を続ける。
「桃代さんじゃなきゃ落とせない顧客もいると思うんだよ。先日、君が一緒に営業に行った『華村』とか」
ふうん。意外と美作さんは桃代さんを買っているのか。
ふと、彼女に好みの男性を尋ねたときに『美作マネージャーみたいな人』と答えたのを思い出す。
紹介してやることもできなくはないが――いや、やめておこう。彼女が泣きを見るに決まっている。
美作さんは言ってしまえば享楽主義だ。ひとりの女性を一途に愛するタイプではない。桃代さんが弄ばれるのをわかった上で紹介はしたくない。
そうこう考えている間に、美作さんは手もとのタブレットを操作し評価結果をチェックする。