婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
桃代さんが無邪気に首を傾げる。というか、自分はおもしろいカウントされる自覚があるのかよ。
「美作くんから見れば、聖澤くんはおもしろいでしょうね」
含みのある言い方をしたあと、彼女は「まあ、頑張ってね」とひらひらと手を振りながら立ち去っていった。
うしろ姿を見つめて、桃代さんがほうっと息をつく。
「安芸野さん、格好いいですよね~。あんな女性になれたら、婚活も楽々なのに」
「全部婚活に結び付けるの、お前の悪いくせだ」
冷静に指摘すると、彼女は「すみません……」と項垂れた。
そこまで咎める意図のない発言にまでいちいちしょげられると、少々調子が狂う。まあ、すぐに立ち直るんだろうが。
「世の女性がみんな安芸野さんみたいな人だったら厄介なんじゃないか? 大抵の男は委縮するだろ」
桃代さんは知っているのだろうか、彼女が営業企画部に異動になる前はここ営業部にいて、売上ナンバーワンの座をほしいままにしていたことを。
それでいて『三十歳で結婚』、『三十一歳で出産』と自分で決めたライフプランを着実に実現していくのだから恐れ入る。
「へえ。聖澤さんも、安芸野さんが相手だと委縮したりするんですか?」
「美作くんから見れば、聖澤くんはおもしろいでしょうね」
含みのある言い方をしたあと、彼女は「まあ、頑張ってね」とひらひらと手を振りながら立ち去っていった。
うしろ姿を見つめて、桃代さんがほうっと息をつく。
「安芸野さん、格好いいですよね~。あんな女性になれたら、婚活も楽々なのに」
「全部婚活に結び付けるの、お前の悪いくせだ」
冷静に指摘すると、彼女は「すみません……」と項垂れた。
そこまで咎める意図のない発言にまでいちいちしょげられると、少々調子が狂う。まあ、すぐに立ち直るんだろうが。
「世の女性がみんな安芸野さんみたいな人だったら厄介なんじゃないか? 大抵の男は委縮するだろ」
桃代さんは知っているのだろうか、彼女が営業企画部に異動になる前はここ営業部にいて、売上ナンバーワンの座をほしいままにしていたことを。
それでいて『三十歳で結婚』、『三十一歳で出産』と自分で決めたライフプランを着実に実現していくのだから恐れ入る。
「へえ。聖澤さんも、安芸野さんが相手だと委縮したりするんですか?」