婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
納得してくれたのか、静かに頷く。

「でも立花さんでダメとなると、この先どんな男性を探していけば満足できるんだろう?」

ジュリナが唸る。まさにそれが問題で、好感度しかない立花さんですら魅力的に見えなかった自分が、この先も婚活を続けたとして、〝この人だ!〟と思える男性に出会えるとは思えなかった。

……というか婚活自体、不思議とやる気がしないんだよね。

あれだけ気合いを入れて臨んでいたのに、燃え尽きたかのように身が入らない。

素敵なパートナーを見つける夢がなくなったわけではないのだけれど。自分でも不思議だ。

「こういう人がいいっていう、具体的な理想でもあるの?」

尋ねられて思わず頭をよぎったのは聖澤さんだった。違う違う、と慌てて思考を振り払おうとするも、頭に焼き付いたかのように離れてくれない。

聖澤さんと食事をしてから、どうも私はおかしくなっている。

彼のはにかんだ笑みを思い出し頬が緩む。普段は冷たい物言いばかりなのに、あんな顔を見せるなんて反則だ。

加えて、飲み過ぎてふらついた私の腰に手を回す彼。その距離感を思い出し耐えられず赤面した。

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