婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
鋭く切り込んできた彼にぎくりと硬直する。ブランドロゴから高級チョコレートだとは気づいているはずだ。本命だと勘ぐったのかもしれない。

「……婚活の相手に」

「振られたのか」

「っ、や、違っ――」

「仕方ないな。供養してやる」

彼はチョコを摘まみ取り、ひょいと口の中に運ぶ。

甘党ではないと宣言していた彼だが味はわかるらしく「ん、さすがにブルダリはうまいな」と満足そうに唸った。

「っていうか、勝手に振られたことにしないでもらえますか? 私が振ったかもしれないでしょう?」

「それはないだろ」

「失礼なヒトですねっ」

憤然と抗議すると、横で見ていたジュリナが「ふ~ん?」と意味深な声をあげた。

「なんか最近、仲いいと思ったら。へえー」

なにを納得しているのか、腕を組んでにやついている。

「どう見ても仲よくないだろ。あんたの目、どうかしてるのか?」

聖澤さんが悪態をたっぷり含んで否定する。割と直情的なジュリナだが珍しく怒りを見せず、なぜか余裕という表情で顎を反らして微笑んだ。

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