恋だなんて、思わなかった
楓side3
楓side3
夜、藤崎さんから電話があり出ると
今から病院来いって言われて
まだ熱下がってなかったし断ろうと思ったけど
藤崎さんに負けて病院に連れてこられた
で、藤崎さんと榎本さんにめちゃくちゃ怒られた
榎本さんっていつもふわふわした感じだけど
今日の榎本さん、ちょっと怖かったな....
てか、藤崎さんなんか怖すぎるし
普通に泣きそうだったよ....
そのままインフルの検査されて
抵抗したら怒られそうだったからやられるがまま...
疲れて寝ちゃって起こされたら....
「え、....いや....無理、です...」
藤崎さんが
「インフル、コロナは陰性だった
まだ熱も下がってないし入院して様子診たい」
とか、言ってくるし....
入院なんか絶対嫌だ
何されるかわかんないし、絶対痛いことされるし
病院怖いし、知らない人いっぱいいるし....
何がなんでも嫌だ、
榎本「楓ちゃんもしんどいの早く治したいでしょ?
お家で一人の楓ちゃん、僕心配だし
入院してくれてた方が安心する
入院って言っても点滴ぐらいだよ?
熱下がるまでだから、ちょっと頑張れないかな?」
「.........」
さっきのが嘘みたいに優しい榎本さんだけど...
入院なんか怖くて....
泣きたくないのに涙が溢れてくる....
榎本「あぁ〜ごめんごめん、
泣かせたかった訳じゃないんだよ〜」
「.....グスッ....こ、わい...」
藤崎「何が怖い?」
「......ぜんぶ...」
藤崎「全部って笑
言っただろ?お前がちゃんと
言ってくれればこっちだって配慮するって
だから、思ってることちゃんと言って」
「....痛いされるかもだし、
藤崎さん達以外のお医者さん怖いし...」
藤崎「わかった、痛いことの約束は出来ないけど...
医者の件は俺らがやるようにする
無理な時はあるかもしれないけど、できるだけ調整する」
「.....コク」
と、何十年ぶりに入院が決まった
子供の頃は入退院の繰り返しだったけど....
入院してから2日、まだ熱が下がらないし
頭も割れるように痛い
榎本「楓ちゃん、ずっと同じ体制しんどいでしょ
ちょっと横向こうね」
「んっ.....」
榎本「楓ちゃん、もしかして首動かない?」
「.....んん」
榎本「ちょっと、ごめんね」
「ビクッ)...やっ....」
榎本「あらら、これは....」
_コンコン
藤崎「あ、榎本来てたん?」
榎本「あ、琉依!ちょうど良かった!
楓ちゃん、髄膜炎かも....」
藤崎「は?髄膜炎?」
榎本「今さ、同じ体制しんどいかなぁ
って思って向き変えたら首動かないって」
藤崎「マジかよ
準備してくるわ」
榎本「うん...
僕楓ちゃんに説明しとくね」
な、なんか話が勝手に進んでる気が...
準備してくるって何....
榎本「聞こえてたかもだけど、
楓ちゃんは髄膜炎って言う病気かもしれないんだ
だから、一つだけ今から検査するね
琉依からしてくれるから大丈夫だからね」
「...っ.......痛い、ですか?」
榎本「うーん、ちょっとね....(汗」
「や、....やだ....」
榎本「...検査ね、
腰に針刺して髄液ってのを採取するんだ
だから、麻酔するんだけどその麻酔だけ痛いけど、
それ頑張ったらあとは何も痛くないからね」
「.......む、むりです....そんなん....」
そう言って布団の中にもぐりこんだ....
榎本「.....ごめんね、こんな検査怖いよなぁ」
藤崎「あ、説明終わって抵抗中?」
榎本「...うん.....」
藤崎「はい、ちょっと頑張るぞ
こんな検査いつまで経ったも怖いのはわからんし
早く終わらした方がいいやろ」
「ビクッ!)やっ...やだ..!!むりなの!!!」
藤崎「大丈夫、俺がやるねんから。心配すんな(撫」
榎本さんに検査する体制に変えられて...
多分針を刺す位置までもう決め終わって
藤崎「消毒するから、冷たいで」
「ビクッ!).........」
って腰に消毒までされて....
もう、恐怖心MAXで心臓バクバク.....
藤崎「今から麻酔の注射していくからな
ここだけ痛いけど、頑張って」
「ビクッ!)....!?痛っ!!!痛いっ!!!
藤崎さん!....だめっ.....!!」
待ってって言おうとした時には、
腰にすごい痛みが走っていた
頭が真っ白になる痛み.....
藤崎「うん、痛いな....
あと、1回なぁ」
「ビクッ!).....痛いっ....!!!
ふじ..さきさん.....も、やだ....無理....痛い....」
榎本「ごめんね....痛いね....
頑張ってるよ....すごいね」
「はぁ....はぁ....はぁ....」
も、ほんとに無理.....
藤崎「ん、痛いところ終わり
検査用の針入れるからちょっと
押される感じするけど大丈夫やからな」
「.........(泣」
榎本「楓ちゃん?楓ちゃーん
もう、終わるからね〜、大丈夫だよ」
「......んっ.....(泣」
藤崎「....よかった、透明やな」
1分ぐらいしたら検査が終わった
けど、一生やりたくないってぐらい疲れた....
榎本「お疲れ様〜、楓ちゃん
ほんとに頑張ったね」
「.........泣」
藤崎「今から2時間は安静時間やから
寝ていいよ、疲れたやろうし」
「.........」
_5日後
まだ熱もあるし頭痛も
あるけど最初比べたらだいぶマシにった
そして、今困ったことが起きた....
なんか腕痛いなぁって思って
見てみたら点滴の針がズレてるのか腫れてる....
どうしよう....腕痛いし
ナースコール押した方がいいのかな
でも、知らない人来たら....
ナースコールより、本人に電話しようと思い
藤崎さんにかけたけど出なかった
榎本も....
勇気を出して、ナースコールを押すことに...
『どうされましたか?』
「....あ、あの、点滴が....」
『そちら向かいますねー』
「は、はい....」
_コンコン
看護師「点滴、ズレちゃいましたか
すぐ抜いて、新しいの変えましょうね」
「...あ、や、藤崎s...藤崎先生は...」
看護師「藤崎先生ですか?今ちょっと席外されてます」
「........」
看護師「針抜くので、動かないでください」
「...っ.....」
看護師「はい、反対の腕見せて貰えますか」
「..........」
看護師「すみません、ちょっとチクってします」
「...っ.....」
看護師「百瀬さん...危ないです!
動かないでください!」
「...っ....ご、ごめんなさい...」
看護師さんがどこかに電話?をかけたら
すぐに男の人が病室に入ってきた
看護師「ちょっと腕固定お願い」
男の人に腕を抑えられた瞬間
「ビクッ!)....っ.....ハァッ..ハァッ..ハァッ..ハァッ..」
_昔の記憶がフラッシュバックした
看護師「百瀬さーん?、大丈夫ですよ
ゆっくり呼吸しましょう
1回固定離していいよ」
「...ハァッ..ハァッ..ハァッ.....っ...ゴホッゴホッ..ハァッ..ハァッ....」
息が苦しくなって、咳まででてきた....
呼吸の仕方がわからない....
「...ゴホッゴホッ...ハァッ..ハァッ..ハァッ..ゴホッ...ゴホッ...」
看護師「藤崎先生呼んできて」
1分弱ぐらいで藤崎さんが来てくれた...
藤崎「...君たちもう戻って」
看護師「え、でも....」
藤崎「お前らのせいでこうなったんだろ?
早くここから出てけよ!」
看護師「は、はい...」
藤崎「もう、大丈夫だからな
呼吸こっちに合わせなくていいから
ゆっくり呼吸するのだけ意識して」
「ハァ...ハァ...ハァ...ゴホッゴホッ...」
吸入をしてもらって、咳もだんだんと落ち着いてきて
呼吸の仕方も思い出してきた
藤崎「大丈夫か?」
「.....コク」
藤崎「何があったか話せる?」
「...........コク」
さっき起きた出来事を全部話した
点滴が漏れてることに
気づいてナースコールを押したこと
そしたら看護師さん来て、
半場無理矢理点滴を抜かれたこと
点滴を入れるのに怖くなって、腕を引いてしまったら
男の人がきて腕を抑えられたこと
「...藤崎さんにも電話したけど...
繋がらなかったから...ナースコール押した...」
藤崎「あぁ、さっき担当の子が
急変してそっちいってたんだ
電話してくれたんだな、偉いじゃん」
「........」
夜、藤崎さんから電話があり出ると
今から病院来いって言われて
まだ熱下がってなかったし断ろうと思ったけど
藤崎さんに負けて病院に連れてこられた
で、藤崎さんと榎本さんにめちゃくちゃ怒られた
榎本さんっていつもふわふわした感じだけど
今日の榎本さん、ちょっと怖かったな....
てか、藤崎さんなんか怖すぎるし
普通に泣きそうだったよ....
そのままインフルの検査されて
抵抗したら怒られそうだったからやられるがまま...
疲れて寝ちゃって起こされたら....
「え、....いや....無理、です...」
藤崎さんが
「インフル、コロナは陰性だった
まだ熱も下がってないし入院して様子診たい」
とか、言ってくるし....
入院なんか絶対嫌だ
何されるかわかんないし、絶対痛いことされるし
病院怖いし、知らない人いっぱいいるし....
何がなんでも嫌だ、
榎本「楓ちゃんもしんどいの早く治したいでしょ?
お家で一人の楓ちゃん、僕心配だし
入院してくれてた方が安心する
入院って言っても点滴ぐらいだよ?
熱下がるまでだから、ちょっと頑張れないかな?」
「.........」
さっきのが嘘みたいに優しい榎本さんだけど...
入院なんか怖くて....
泣きたくないのに涙が溢れてくる....
榎本「あぁ〜ごめんごめん、
泣かせたかった訳じゃないんだよ〜」
「.....グスッ....こ、わい...」
藤崎「何が怖い?」
「......ぜんぶ...」
藤崎「全部って笑
言っただろ?お前がちゃんと
言ってくれればこっちだって配慮するって
だから、思ってることちゃんと言って」
「....痛いされるかもだし、
藤崎さん達以外のお医者さん怖いし...」
藤崎「わかった、痛いことの約束は出来ないけど...
医者の件は俺らがやるようにする
無理な時はあるかもしれないけど、できるだけ調整する」
「.....コク」
と、何十年ぶりに入院が決まった
子供の頃は入退院の繰り返しだったけど....
入院してから2日、まだ熱が下がらないし
頭も割れるように痛い
榎本「楓ちゃん、ずっと同じ体制しんどいでしょ
ちょっと横向こうね」
「んっ.....」
榎本「楓ちゃん、もしかして首動かない?」
「.....んん」
榎本「ちょっと、ごめんね」
「ビクッ)...やっ....」
榎本「あらら、これは....」
_コンコン
藤崎「あ、榎本来てたん?」
榎本「あ、琉依!ちょうど良かった!
楓ちゃん、髄膜炎かも....」
藤崎「は?髄膜炎?」
榎本「今さ、同じ体制しんどいかなぁ
って思って向き変えたら首動かないって」
藤崎「マジかよ
準備してくるわ」
榎本「うん...
僕楓ちゃんに説明しとくね」
な、なんか話が勝手に進んでる気が...
準備してくるって何....
榎本「聞こえてたかもだけど、
楓ちゃんは髄膜炎って言う病気かもしれないんだ
だから、一つだけ今から検査するね
琉依からしてくれるから大丈夫だからね」
「...っ.......痛い、ですか?」
榎本「うーん、ちょっとね....(汗」
「や、....やだ....」
榎本「...検査ね、
腰に針刺して髄液ってのを採取するんだ
だから、麻酔するんだけどその麻酔だけ痛いけど、
それ頑張ったらあとは何も痛くないからね」
「.......む、むりです....そんなん....」
そう言って布団の中にもぐりこんだ....
榎本「.....ごめんね、こんな検査怖いよなぁ」
藤崎「あ、説明終わって抵抗中?」
榎本「...うん.....」
藤崎「はい、ちょっと頑張るぞ
こんな検査いつまで経ったも怖いのはわからんし
早く終わらした方がいいやろ」
「ビクッ!)やっ...やだ..!!むりなの!!!」
藤崎「大丈夫、俺がやるねんから。心配すんな(撫」
榎本さんに検査する体制に変えられて...
多分針を刺す位置までもう決め終わって
藤崎「消毒するから、冷たいで」
「ビクッ!).........」
って腰に消毒までされて....
もう、恐怖心MAXで心臓バクバク.....
藤崎「今から麻酔の注射していくからな
ここだけ痛いけど、頑張って」
「ビクッ!)....!?痛っ!!!痛いっ!!!
藤崎さん!....だめっ.....!!」
待ってって言おうとした時には、
腰にすごい痛みが走っていた
頭が真っ白になる痛み.....
藤崎「うん、痛いな....
あと、1回なぁ」
「ビクッ!).....痛いっ....!!!
ふじ..さきさん.....も、やだ....無理....痛い....」
榎本「ごめんね....痛いね....
頑張ってるよ....すごいね」
「はぁ....はぁ....はぁ....」
も、ほんとに無理.....
藤崎「ん、痛いところ終わり
検査用の針入れるからちょっと
押される感じするけど大丈夫やからな」
「.........(泣」
榎本「楓ちゃん?楓ちゃーん
もう、終わるからね〜、大丈夫だよ」
「......んっ.....(泣」
藤崎「....よかった、透明やな」
1分ぐらいしたら検査が終わった
けど、一生やりたくないってぐらい疲れた....
榎本「お疲れ様〜、楓ちゃん
ほんとに頑張ったね」
「.........泣」
藤崎「今から2時間は安静時間やから
寝ていいよ、疲れたやろうし」
「.........」
_5日後
まだ熱もあるし頭痛も
あるけど最初比べたらだいぶマシにった
そして、今困ったことが起きた....
なんか腕痛いなぁって思って
見てみたら点滴の針がズレてるのか腫れてる....
どうしよう....腕痛いし
ナースコール押した方がいいのかな
でも、知らない人来たら....
ナースコールより、本人に電話しようと思い
藤崎さんにかけたけど出なかった
榎本も....
勇気を出して、ナースコールを押すことに...
『どうされましたか?』
「....あ、あの、点滴が....」
『そちら向かいますねー』
「は、はい....」
_コンコン
看護師「点滴、ズレちゃいましたか
すぐ抜いて、新しいの変えましょうね」
「...あ、や、藤崎s...藤崎先生は...」
看護師「藤崎先生ですか?今ちょっと席外されてます」
「........」
看護師「針抜くので、動かないでください」
「...っ.....」
看護師「はい、反対の腕見せて貰えますか」
「..........」
看護師「すみません、ちょっとチクってします」
「...っ.....」
看護師「百瀬さん...危ないです!
動かないでください!」
「...っ....ご、ごめんなさい...」
看護師さんがどこかに電話?をかけたら
すぐに男の人が病室に入ってきた
看護師「ちょっと腕固定お願い」
男の人に腕を抑えられた瞬間
「ビクッ!)....っ.....ハァッ..ハァッ..ハァッ..ハァッ..」
_昔の記憶がフラッシュバックした
看護師「百瀬さーん?、大丈夫ですよ
ゆっくり呼吸しましょう
1回固定離していいよ」
「...ハァッ..ハァッ..ハァッ.....っ...ゴホッゴホッ..ハァッ..ハァッ....」
息が苦しくなって、咳まででてきた....
呼吸の仕方がわからない....
「...ゴホッゴホッ...ハァッ..ハァッ..ハァッ..ゴホッ...ゴホッ...」
看護師「藤崎先生呼んできて」
1分弱ぐらいで藤崎さんが来てくれた...
藤崎「...君たちもう戻って」
看護師「え、でも....」
藤崎「お前らのせいでこうなったんだろ?
早くここから出てけよ!」
看護師「は、はい...」
藤崎「もう、大丈夫だからな
呼吸こっちに合わせなくていいから
ゆっくり呼吸するのだけ意識して」
「ハァ...ハァ...ハァ...ゴホッゴホッ...」
吸入をしてもらって、咳もだんだんと落ち着いてきて
呼吸の仕方も思い出してきた
藤崎「大丈夫か?」
「.....コク」
藤崎「何があったか話せる?」
「...........コク」
さっき起きた出来事を全部話した
点滴が漏れてることに
気づいてナースコールを押したこと
そしたら看護師さん来て、
半場無理矢理点滴を抜かれたこと
点滴を入れるのに怖くなって、腕を引いてしまったら
男の人がきて腕を抑えられたこと
「...藤崎さんにも電話したけど...
繋がらなかったから...ナースコール押した...」
藤崎「あぁ、さっき担当の子が
急変してそっちいってたんだ
電話してくれたんだな、偉いじゃん」
「........」