同期と私の、あと一歩の恋
「本田くんが頭を撫でたり、何気なく触れるだけで、勘違いする女の人は絶対にいると思うよ。私は慣れているから平気だけどね」
強がって言ってみたけど、私の胸はギュッと絞めつけられていた。
なんなら、勘違いした女一号は間違いなく私だろう。
そんなことを考えていたら、本田くんは不本意だという顔で口を開いた。
「あのさ、ちょっと訂正させてもらってもいい?」
「えっ」
今度は私が首を傾げる番だ。
「なんか、俺が手あたり次第女性を触りまくってるみたいな言い方してるけど、俺は誰でも触っているわけじゃないよ」
「どういうこと?」
意味が分からず聞き返すと、本田くんはじっと私を見つめてきた。
その瞳は迷いもためらいもなく、ただ私だけを映している。
「俺が意思を持って触るのは、広瀬だけだよ。ていうか、広瀬以外の頭を撫でたことなんてないけど」
ドクン、と心臓が跳ねた。
それはどういう意味なんだろう。
「まだ気づかない? 本当に広瀬は鈍いな」
呆れたように苦笑いする本田くん。
私が鈍いってなに?
それより、さっきの言葉の意味を考えて、ある可能性が浮かぶ。
だけど、また私の勘違いかもしれないと思うと胸の奥がひりついて怖くなる。
ふと、頭に浮かんだのはAくんの言葉。
『勘違いさせてごめん。俺は広瀬さんのこと友達だと思っていた』
いい加減、自分の気持ちを伝えたいと思うのに、あの時のトラウマがよみがえる。
言いたいのに言えず、唇を噛みしめた。
強がって言ってみたけど、私の胸はギュッと絞めつけられていた。
なんなら、勘違いした女一号は間違いなく私だろう。
そんなことを考えていたら、本田くんは不本意だという顔で口を開いた。
「あのさ、ちょっと訂正させてもらってもいい?」
「えっ」
今度は私が首を傾げる番だ。
「なんか、俺が手あたり次第女性を触りまくってるみたいな言い方してるけど、俺は誰でも触っているわけじゃないよ」
「どういうこと?」
意味が分からず聞き返すと、本田くんはじっと私を見つめてきた。
その瞳は迷いもためらいもなく、ただ私だけを映している。
「俺が意思を持って触るのは、広瀬だけだよ。ていうか、広瀬以外の頭を撫でたことなんてないけど」
ドクン、と心臓が跳ねた。
それはどういう意味なんだろう。
「まだ気づかない? 本当に広瀬は鈍いな」
呆れたように苦笑いする本田くん。
私が鈍いってなに?
それより、さっきの言葉の意味を考えて、ある可能性が浮かぶ。
だけど、また私の勘違いかもしれないと思うと胸の奥がひりついて怖くなる。
ふと、頭に浮かんだのはAくんの言葉。
『勘違いさせてごめん。俺は広瀬さんのこと友達だと思っていた』
いい加減、自分の気持ちを伝えたいと思うのに、あの時のトラウマがよみがえる。
言いたいのに言えず、唇を噛みしめた。