同期と私の、あと一歩の恋
「もしかして本田くんも?」
「ああ。俺も朝の情報番組でたまたま見た占いのコーナーで、乙女座は告白が吉って書いてあった。普段は占いなんて全然気にしないんだけど、今日はなぜかずっと頭に残ってたんだ」

偶然にも同じ番組を見ていたなんて驚きだ。
私たちは誕生日が一日違いで同じ星座だから、必然的に占いの結果も同じになる。
お互いに占いを見て告白したという一連の流れに、勝手に運命を感じずにはいられない。

「ねぇ、もしかしてあの占いって私たちのためだったのかも、なんてね」

冗談めかして言うと、彼は声を出して笑った。

「そうかもな。だって俺は普段、テレビなんて見ないんだよ。でも、今日に限ってなぜかテレビをつけた。これって奇跡だろ」
「確かに! そう考えると、すごく運命的だよね」

本田くんの言葉に同意する。

「だろ。広瀬に気持ちを伝えるきっかけっていうか、後押しが欲しかったからあの占いを見て本当によかったよ」

彼がそんな風に思ってくれていたことが、なにより嬉しかった。

「じゃあ、俺ら付き合うってことでOK?」
「うん、OK!」

本田くんの言葉に私は満面の笑みで答えた。
やっと私の片想いが報われたんだと、少し感傷に浸っていたら彼がニヤリと笑って耳元で囁く。

「ここが会社の休憩スペースじゃなかったらキスのひとつでもするんだけど」
「なっ……」

突然の言葉に思わず声が詰まり、一気に顔が赤く染まる。

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