転生王女の私はタロットで生き延びます~護衛騎士様が過保護すぎて困ります~
「すみません。注意しに回ったのですが、それよりも早く、姫様の噂が広まるのが速くて、止められませんでした」
「いいのよ。昨日来ていた彼女たちが、さらに広めてしまったのでしょう。だからもうミサだけの責任ではないわ」
そう、前例を作った私にも責任がある。
「さぁ、部屋の外で、彼女たちを相手にしてくれている騎士たちを助けに行きましょう。私たちのせいで困らせてしまっているのだから」
「はい、姫様」
こうして私の占いの館ならぬ、占い部屋ができてしまったのである。しかも、連日行列ができてしまい、警護騎士たちにも協力してもらっている、という有り様だった。
お陰でミサは日々、彼女たちへの対応に追われ、近衛騎士団長との逢瀬などできるはずもなく。さらにお父様とお兄様への報告も……おそらく怠ったのだろう。
だからこその結果というか。予期していたとはいえ、とうとうその時がやって来てしまったのだ。
「いいのよ。昨日来ていた彼女たちが、さらに広めてしまったのでしょう。だからもうミサだけの責任ではないわ」
そう、前例を作った私にも責任がある。
「さぁ、部屋の外で、彼女たちを相手にしてくれている騎士たちを助けに行きましょう。私たちのせいで困らせてしまっているのだから」
「はい、姫様」
こうして私の占いの館ならぬ、占い部屋ができてしまったのである。しかも、連日行列ができてしまい、警護騎士たちにも協力してもらっている、という有り様だった。
お陰でミサは日々、彼女たちへの対応に追われ、近衛騎士団長との逢瀬などできるはずもなく。さらにお父様とお兄様への報告も……おそらく怠ったのだろう。
だからこその結果というか。予期していたとはいえ、とうとうその時がやって来てしまったのだ。