転生王女の私はタロットで生き延びます~護衛騎士様が過保護すぎて困ります~
***
昨日の謁見の間での出来事や、お姉様の処遇は、瞬く間に王宮から城下、そして国中に広まっていったらしい。それを知ったのは翌朝。お父様の執務室へと向かっている時だった。
「な、何? この行列は……」
まるで私が、王宮の者たちに占いをしていた時に起こっていた現象と酷似した光景が目の前に広がっていた。そう、廊下に行列ができていたのだ。
「この先って、お父様の執務室よね」
今、まさに私が向かっている方向と、行列の向きが一致していた。隣にいるカイルも同じように驚いている。
「何かあったのでしょうか」
「昨日の出来事の詳細を、父上の口から直接、聞きに来た者たちが列をなしている」
「お、お兄様!?」
私とカイルが行列を眺めていると、お兄様が突然、割り込んで来た。
昨日の謁見の間での出来事や、お姉様の処遇は、瞬く間に王宮から城下、そして国中に広まっていったらしい。それを知ったのは翌朝。お父様の執務室へと向かっている時だった。
「な、何? この行列は……」
まるで私が、王宮の者たちに占いをしていた時に起こっていた現象と酷似した光景が目の前に広がっていた。そう、廊下に行列ができていたのだ。
「この先って、お父様の執務室よね」
今、まさに私が向かっている方向と、行列の向きが一致していた。隣にいるカイルも同じように驚いている。
「何かあったのでしょうか」
「昨日の出来事の詳細を、父上の口から直接、聞きに来た者たちが列をなしている」
「お、お兄様!?」
私とカイルが行列を眺めていると、お兄様が突然、割り込んで来た。