愛を知った日
私達はその姿を見慣れているが、外では出していないようなので驚かれるだろうと思う。
「そんな風に言ってくれてありがとう」
「でも本当よ。仕事の愚痴も聞いてくれて私があんまりできない家事もやってくれて感謝してるわ。ありがとう」
「ははっ。なんか恥ずかしくなっちゃったな。なんか飲む?持ってくるよ」
「あっ。じゃあハーブティーにするわ。本当はコーヒー飲みたいけどカフェインで眠れなくなるから」
「分かった」
パパはそそくさとキッチンの方へ行ってしまった。
「今日は本当に大変だった」
「そうなの?」
「うん。朝からトラブルで部下と一緒に取り引き先に謝りに行ったの。そしたらあることないこと色々言われて責められてもう疲れたわ」
「お疲れ様」
「ママ、疲れたの?大丈夫?」
「うん。みんなの顔見たら疲れ吹っ飛んだわ」
「そっか。良かった」
「碧は保育園どうだった?」
「発表会の練習したんだ」
「そういえばもうそろそろね。順調?」
「少し難しくて間違えちゃった。でもね。最後は覚えられたんだ」
「すごいじゃない。楽しみにしてるわ」
「ママ、来れる?」
「う〜ん。まだ分からないけど頑張るわ」
「お兄ちゃん達も来れるかな。見てほしい」
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