愛を知った日
「明美ちゃんはクッキーが好きって聞いたことあるけど。あと鳳蝶くんは甘いものならなんでも好きらしい。」
「あら。甘党男子なのね。クッキーとかチョコならいつも仕事でも買うお菓子屋さんがあるわ。そこで買ってくる。」
「えっ。そんないいよ。」
「娘の恋は応援したいじゃない。」
「えっ。恋なの?」
「いきなり入ってきてうるさいわよ。パパ。私達もそのくらいの頃恋してたじゃない。それなのに娘はだめなの?」
「そうじゃないけど。」
「とにかく買ってきておくわ。それくらいはさせて。」
「うん。」
しかしそう話した翌日から私は体調を崩して寝込んでしまった。
おかげで学校に行って明美ちゃんと教え合うこともできなかった。
私は明美ちゃんに謝罪のメッセージを送り再びベッドに潜る。もうすぐテストで範囲が終わっていない科目もあるし勉強会も予定してる中でこれは痛い。焦る気持ちはあるがベッドから動けないのだから仕方がない。
その間はパパが看病してくれた。ママも心配して何度も覗きに来てくれたりした。病院に行こうかとも思ったけどそこまでではないと思ったりそうこうしているうちに3日が経っていた。
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