愛を知った日
「ううん。簡単だから大丈夫。ありがとう。」
「分かった。」
「ねぇね、遊ぼう。」
話していると碧に声をかけられて私は碧と遊ぶことにした。
「何して遊ぶ?」
「かくれんぼ!ねぇねが鬼ね。」
いいよと言う前に碧が動き出してしまった。とりあえず私は10秒数えて声をかけるといいよと聞こえたので探し始める。
リビングにいる気配はなさそうだ。その他の部屋もじっくり見て回ったがいない。
その時。リビングの方からドタドタと足音が聞こえた。
私は急いでリビングに行くとパパが意味深な顔をしてここにいると目で教えてくれた。私は教えてもらったソファの裏を覗くとそこに座っていた。
「見つけた!」
「あ〜見つかった。」
「動いたでしょ。」
「バレてたか…」
「うふふ。2人ともごはんできたよ。」
「はーい。」
3人で食べているとママが帰ってきた。
「ただいま〜お腹空いた。」
「おかえりなさい。」
「ごはんあっためるね。」
「ありがとう。」
ママは洗面所に手を洗いに行きパパがママのごはんを準備する。着替えた後、ママがテーブルに座り4人揃った。
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