愛を知った日
「ううん。ねぇねのためだもん。」
「うふふ。とっても嬉しい。」
「ねぇね、もう大丈夫なの?」
「うん。大丈夫だよ。」
「ねぇね。僕、ねぇねに話したいこといっぱいあるんだ。聞いてくれる?」
「うん。楽しみだなぁ。」
「じゃあこっちに来て。」
と言って私の手を引っ張る。
「碧!ねぇねは退院したばっかりなんだからあまり連れ回すな。」
「ごめんなさい…」
パパに注意されてしまった弟はショボンとした顔をした。
「じゃああそこのソファでお話し聞かせて。」
それを見た私はなんとかしようとそう言った。
「うん!」
すると途端に明るい顔になりホッとして隣同士に座り弟の話を聞いていた。
弟は色々な話をしてくれたが保育園の話が多かった。
「それでね〜大ちゃんとケンカしちゃって仲直りしたかったんだけどなかなかできなくてね。でも昨日僕からごめんねしたんだ。そしたらね。仲直りできた。」
大ちゃんとは弟の友達の大樹くんのことだ。1番一緒にいる所を見かける。
「自分からごめんねできたなんてえらいじゃん。えらかったね!」
「えへへ。いつもねぇねが悪いことしたり、ケンカしたりした時はごめんねって言うんだよって教えてくれたから。」
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