愛を知った日
「教えてもらったことを覚えててすぐできるなんてすごいよ。天才!」
「えへへ。ねぇね、ご褒美に頭なでなでして」
「いいよ。いっぱいしてあげる」
「やったー!早く早く」
そうして私は碧の頭を撫で回す。
「おーおー。2人とも可愛いなぁ」
そう言ってパパが私と弟の頭を撫でてきた。
「パパだけずるいわ」
するとダイニングテーブルでパソコンを操作していたママまでも私達の頭を撫でてきた。
「うわっ。なに?」
「う〜ん?可愛い娘と息子を撫でたいだけ」
「そうそう」
「ママ、仕事してたんじゃないの?」
「大丈夫よ。今は休憩だし私の部下は優秀だから私がいなくても大丈夫なの。それより可愛い子ども達を愛でたいの。だめ?」
「ううん。嬉しい」
「あぁ…かわいい!」
そう言うとママはぎゅーっと抱きしめてきた。
「ずるい!パパもぎゅーしたい」
するとパパも抱きついてきた。
「えへへ。みんなでぎゅー」
「奏も碧もパパもみんな、愛してる」
「パパも愛してるよ。ずっと一緒にいよう」
「うん。私も大好き」
「僕も大好き」
そうして久しぶりの家族団欒の時間を過ごした。
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