愛を知った日
「もしもし」
蘭はすぐに出た。
「もしもし。話したいことがあるんだ。今から会えるか?」
今から会えることになり家で2人っきりというのはまずいと思った俺は近くのカフェを指定した。
そのカフェへ向かうと蘭の方が先に来ていた。
「珍しいじゃん。電話してくるなんて。どうしたの?」
「とりあえずなんか頼もう」
俺達は飲み物を頼んだ。それを1口飲んで
「で話したいことなんだけど…」
「うん」 
「確認したいことがあって…蘭ってさ俺のことどう思ってる?」
「どう思ってるって?」
「あ〜もう遠回しは得意じゃないから単刀直入に聞く。俺のこと好きだったりする?」
「好きだよ」
頬杖をつき俺をまっすぐに見つめながら言う。
「うっ…えっ!?」
「うふふっ。動揺しすぎ」
「動揺するだろ!」
「正しくはだったかな。鳳蝶、小学生の時告白してくれたでしょ。あの後転校したけど鳳蝶のこと忘れられなかった。だからこっちに戻ってきたっていうのもある。だけど再会して奏ちゃんのこと本当に好きなんだって知って…」
「なんか私はそこまでじゃないかもって。2人はお互いを想いあってるけど私のは友情に近いものかもって気づいたの。だから恋愛感情ではない。今は友達として好き」
< 328 / 374 >

この作品をシェア

pagetop