愛を知った日
部屋に1人になった俺は深いため息を吐いた。なんであんなことを言ってしまったのかと自己嫌悪に陥る。
でも内心良かったとも思った。あのまま話していたらさらにヒートアップしてひどい言葉をぶつけていただろう。
その時、ピロンッとスマホが鳴る。俺はベッドに寝転びながら確認すると伊月からだった。
「なにしてんの〜?」
相変わらず呑気なメッセージだ。でも今はその呑気な感じがありがたかった。
「奏と喧嘩した」
「なんで?」
「奏が俺と蘭のこと疑ってる」
「でも正直それは気になるよね」
「はっ?」
思わず打った言葉と同じように声が出る。
「腐れ縁って言ってるけど実際のところはどうなの?って思うよね」
「いや…何もねぇって」
「そっちがそう思ってても相手は分からないじゃん。基本、男女で本当に何もないのって珍しいと思うんだけど?」
「そりゃ…昔は少しあったけど…今はねぇ」
「やっぱそうなんだ。相手も?」
「それは分からない…」
「鳳蝶ってさモテるくせに不器用だよね。そりゃ奏ちゃんも不安になるわ。まぁ好きな人くらい自分で安心させてあげなよ」
こういう時の伊月は辛辣で的確だ。ここでこうしていてもなににもならない。俺は蘭の番号をタップした。
でも内心良かったとも思った。あのまま話していたらさらにヒートアップしてひどい言葉をぶつけていただろう。
その時、ピロンッとスマホが鳴る。俺はベッドに寝転びながら確認すると伊月からだった。
「なにしてんの〜?」
相変わらず呑気なメッセージだ。でも今はその呑気な感じがありがたかった。
「奏と喧嘩した」
「なんで?」
「奏が俺と蘭のこと疑ってる」
「でも正直それは気になるよね」
「はっ?」
思わず打った言葉と同じように声が出る。
「腐れ縁って言ってるけど実際のところはどうなの?って思うよね」
「いや…何もねぇって」
「そっちがそう思ってても相手は分からないじゃん。基本、男女で本当に何もないのって珍しいと思うんだけど?」
「そりゃ…昔は少しあったけど…今はねぇ」
「やっぱそうなんだ。相手も?」
「それは分からない…」
「鳳蝶ってさモテるくせに不器用だよね。そりゃ奏ちゃんも不安になるわ。まぁ好きな人くらい自分で安心させてあげなよ」
こういう時の伊月は辛辣で的確だ。ここでこうしていてもなににもならない。俺は蘭の番号をタップした。