愛を知った日
「あれ?あれって奏ちゃんじゃない?」
「ああ。」
「またナンパされてるよ?助けなくていいの?」
「お前が見つけたんだからお前が行ってこいよ。」
「えー。本当は自分が行きたいくせに。」
「なっ…いいから!」
「はいはい。今回だけだよ。」
そう言って伊月が奏の方に向かって行った。俺は木の影から静かに見守る。
伊月は相手に隙を作らせないタイプなので男達はすぐに去った。その後、伊月に言われて渋々奏の前へ姿を見せた。そしてあまりにもナンパされるのでメガネを掛けるよう勧めた。そこへ奏の友達の女子がやってきた。
友達の名前は南山明美。奏とは違うハキハキとした女子だった。奏のことを本気で心配しているようで4人でお茶に行こうと誘われた。
俺はこのまま別れようと思っていたが伊月の方がノリノリで結局行くことになった。
明美おすすめの店に着くと各自で注文を決めていたが伊月の一言で俺が甘いもの好きなのが知られてしまった。特になんともないフリを装ったが本音を言えばとても恥ずかしかった。こんな男が甘いものが好きなんてどう思われるだろう。案の定、明美には少し言われたが奏は特に何も言わず少し安心した。
「ああ。」
「またナンパされてるよ?助けなくていいの?」
「お前が見つけたんだからお前が行ってこいよ。」
「えー。本当は自分が行きたいくせに。」
「なっ…いいから!」
「はいはい。今回だけだよ。」
そう言って伊月が奏の方に向かって行った。俺は木の影から静かに見守る。
伊月は相手に隙を作らせないタイプなので男達はすぐに去った。その後、伊月に言われて渋々奏の前へ姿を見せた。そしてあまりにもナンパされるのでメガネを掛けるよう勧めた。そこへ奏の友達の女子がやってきた。
友達の名前は南山明美。奏とは違うハキハキとした女子だった。奏のことを本気で心配しているようで4人でお茶に行こうと誘われた。
俺はこのまま別れようと思っていたが伊月の方がノリノリで結局行くことになった。
明美おすすめの店に着くと各自で注文を決めていたが伊月の一言で俺が甘いもの好きなのが知られてしまった。特になんともないフリを装ったが本音を言えばとても恥ずかしかった。こんな男が甘いものが好きなんてどう思われるだろう。案の定、明美には少し言われたが奏は特に何も言わず少し安心した。