愛を知った日
「そういえば買ったもののお金は?」
「後から割り勘で。」
「分かった。」
「俺、そんなに金持ってないんだけど。」
「あーじゃあ僕が払うから。その代わり今度なんか奢ってよね。あとジュース代くらいは自分で出してね。」
「多くないか?」
「そんなこと言うなら出してあげないから。」
「はい。ごめんなさい。よろしくお願いします。」
「ふふ。面白い。」
「あっ席ここじゃない?観やすくていいじゃん。奏、ありがと。」
「どういたしまして。」
「どんな風に座る?僕、端っこがいいんだけど。」
「俺も。」
「じゃあいいよ。私達が間に座るから。いい?」
「うん。」
「ほんと?やったー。ありがとう。」
そうして私は明美ちゃんと鳳蝶くんの間に座った。
もうすでに時間があまりなかったようで大して話もしないうちに暗くなり、映画が始まった。
「始まった!」
「楽しみだね。」
私達はすぐに映画に夢中になった。
物語も中盤になって来たところでスクリーンに釘づけの鳳蝶くんの手と私の手がぶつかった。
ぶつかったと言っても手の甲同士が少しくっついただけだ。
鳳蝶くんはスクリーンに夢中で気づいていないようなのでそっと横顔を盗み見た。
「後から割り勘で。」
「分かった。」
「俺、そんなに金持ってないんだけど。」
「あーじゃあ僕が払うから。その代わり今度なんか奢ってよね。あとジュース代くらいは自分で出してね。」
「多くないか?」
「そんなこと言うなら出してあげないから。」
「はい。ごめんなさい。よろしくお願いします。」
「ふふ。面白い。」
「あっ席ここじゃない?観やすくていいじゃん。奏、ありがと。」
「どういたしまして。」
「どんな風に座る?僕、端っこがいいんだけど。」
「俺も。」
「じゃあいいよ。私達が間に座るから。いい?」
「うん。」
「ほんと?やったー。ありがとう。」
そうして私は明美ちゃんと鳳蝶くんの間に座った。
もうすでに時間があまりなかったようで大して話もしないうちに暗くなり、映画が始まった。
「始まった!」
「楽しみだね。」
私達はすぐに映画に夢中になった。
物語も中盤になって来たところでスクリーンに釘づけの鳳蝶くんの手と私の手がぶつかった。
ぶつかったと言っても手の甲同士が少しくっついただけだ。
鳳蝶くんはスクリーンに夢中で気づいていないようなのでそっと横顔を盗み見た。