拝啓、元婚約者様 捨てた私のことはお構いなく
「妻の家族の結婚式に参列するために参りました」
「妻というと、ショット侯爵令嬢だったか?」
「はい。さようでございます」
ホークは頷く。
「そうか。結婚生活はどうだ?」
「思った以上に楽しいものになっています」
ホークはふっと表情を緩める。
ホークの様子を窺っていた国王は意外そうに片眉を上げた。
「そなたがそんな表情をするとはな。これも伴侶を得て変わったということか」
国王は愉快そうに笑う。
「それはそうと、陛下に贈り物を持ってまいりました」
「ほう? そなたが贈り物とは、珍しいな」
国王は少し上体を前に乗り出した。
「して、その贈り物とは?」
「ダイヤモンド鉱山です」
「ダイヤモンド鉱山!?」
国王は驚いたように聞き返す。
周囲に控えていた文官達からも、ざわめきが聞こえてきた。
それもそのはずだ。ダイヤモンドはヴィットーレ国内ではほとんど産出されず、ダイヤモンド鉱山は極めて珍しい。
「一体どういうことだ?」
「実は、数カ月前にロサイダー領内で偶然ダイヤモンド鉱石を発見しました。詳しく調べたところそこに鉱脈があることが判明したのです」
「妻というと、ショット侯爵令嬢だったか?」
「はい。さようでございます」
ホークは頷く。
「そうか。結婚生活はどうだ?」
「思った以上に楽しいものになっています」
ホークはふっと表情を緩める。
ホークの様子を窺っていた国王は意外そうに片眉を上げた。
「そなたがそんな表情をするとはな。これも伴侶を得て変わったということか」
国王は愉快そうに笑う。
「それはそうと、陛下に贈り物を持ってまいりました」
「ほう? そなたが贈り物とは、珍しいな」
国王は少し上体を前に乗り出した。
「して、その贈り物とは?」
「ダイヤモンド鉱山です」
「ダイヤモンド鉱山!?」
国王は驚いたように聞き返す。
周囲に控えていた文官達からも、ざわめきが聞こえてきた。
それもそのはずだ。ダイヤモンドはヴィットーレ国内ではほとんど産出されず、ダイヤモンド鉱山は極めて珍しい。
「一体どういうことだ?」
「実は、数カ月前にロサイダー領内で偶然ダイヤモンド鉱石を発見しました。詳しく調べたところそこに鉱脈があることが判明したのです」