拝啓、元婚約者様 捨てた私のことはお構いなく
「わたくしは既にロサイダー辺境伯夫人だけど、同時にダイナー公爵家の女主人であるレイナの姉でもあります。何か力になれるかもしれないわ」
「失礼いたしました。それもそうですね。……実は、ここ最近リリト金山の金の産出量が落ちています。私の予想では、そろそろ掘りつくしてしまうのではないかと懸念しておりまして──」
ロバートはデーブルの上で組んだ両手を落ち着きなく組み替える。
「なるほど。それは一大事ね」
フィーヌは頷く。
「旦那様は早急に新しい金鉱山を探すようにと仰るのですが……」
ロバートは途方に暮れたような顔をした。
この様子では、現時点で新たな金鉱山を掘り当てられる見込みは立っていないのだろう。
「そういうことなのね」
フィーヌは悩ましげに息を吐く。
「たしかに新しい金鉱山を見つけるなんて、一朝一夕でできることじゃないわ。あなたも大変ね」
フィーヌはロバートをちらっと見る。
「実は、ロサイダー領で新たな鉱山が複数見つかったの。鉄鉱石とダイヤモンドよ」
「鉄鉱石とダイヤモンド鉱山が!? それは本当ですか!?」
ロバートは驚いたような顔をする。
「失礼いたしました。それもそうですね。……実は、ここ最近リリト金山の金の産出量が落ちています。私の予想では、そろそろ掘りつくしてしまうのではないかと懸念しておりまして──」
ロバートはデーブルの上で組んだ両手を落ち着きなく組み替える。
「なるほど。それは一大事ね」
フィーヌは頷く。
「旦那様は早急に新しい金鉱山を探すようにと仰るのですが……」
ロバートは途方に暮れたような顔をした。
この様子では、現時点で新たな金鉱山を掘り当てられる見込みは立っていないのだろう。
「そういうことなのね」
フィーヌは悩ましげに息を吐く。
「たしかに新しい金鉱山を見つけるなんて、一朝一夕でできることじゃないわ。あなたも大変ね」
フィーヌはロバートをちらっと見る。
「実は、ロサイダー領で新たな鉱山が複数見つかったの。鉄鉱石とダイヤモンドよ」
「鉄鉱石とダイヤモンド鉱山が!? それは本当ですか!?」
ロバートは驚いたような顔をする。