拝啓、元婚約者様 捨てた私のことはお構いなく
ホークの提案に、フィーヌは笑みを零す。
リリーとはシェリーが産んだ牝馬で、今はまだ生後二カ月だ。
誤解が解けたあとホークに連れられたフィーヌがシェリーの馬小屋を訪ねて初めて出会った日から、フィーヌはその可愛らしさの虜になって足しげく彼らのもとに通うようになった。
そのおかげもあって、リリーはフィーヌにとても懐いているのだ。
「まだ仔馬だが、一年もすれば乗馬の訓練ができるようになる」
「はい、楽しみです。それまでに、わたくしもひとりで乗馬できるように練習しないと」
フィーヌはこれまで、移動には馬車を使っていた。
けれど、馬に乗れるようになったら移動できる範囲が格段に増える。リリーに乗って、好きな場所を縦横無尽に走ったらさぞかし気持ちがいいだろうと、今からわくわくした。
「乗馬を指導できる者を手配してやるから少し待ってくれ。それまでは、俺が教えよう」
「騎士団の乗馬指導員ではだめなのですか?」
フィーヌは不思議に思って聞き返す。
リリーとはシェリーが産んだ牝馬で、今はまだ生後二カ月だ。
誤解が解けたあとホークに連れられたフィーヌがシェリーの馬小屋を訪ねて初めて出会った日から、フィーヌはその可愛らしさの虜になって足しげく彼らのもとに通うようになった。
そのおかげもあって、リリーはフィーヌにとても懐いているのだ。
「まだ仔馬だが、一年もすれば乗馬の訓練ができるようになる」
「はい、楽しみです。それまでに、わたくしもひとりで乗馬できるように練習しないと」
フィーヌはこれまで、移動には馬車を使っていた。
けれど、馬に乗れるようになったら移動できる範囲が格段に増える。リリーに乗って、好きな場所を縦横無尽に走ったらさぞかし気持ちがいいだろうと、今からわくわくした。
「乗馬を指導できる者を手配してやるから少し待ってくれ。それまでは、俺が教えよう」
「騎士団の乗馬指導員ではだめなのですか?」
フィーヌは不思議に思って聞き返す。