双子パパになった不屈の自衛官は飽くなき愛で純真ママを取り戻す
今回の地震被害の状況を知って、東京でひとり暮らしをしている私は、地震発生直後に災害ボランティア団体の被災地支援協力の募集に応募した。
故郷が被災したことの心配はもちろん、現地に行ってなにか力になれればと思ったからだ。
一週間ほど前から現地入りをし、ボランティア活動に参加している。
主なボランティア活動は、その日によって内容が変わる。
参加したばかりの数日は、主に被災家財の片づけを手伝った。依頼のあった家屋に訪れ、災害ごみの片づけ、同時に住民の方の思い出の品の捜索に尽力した。
その後は、こうして避難所での炊き出しの手伝いや、避難所運営の補助などにあたっている。
「希穂ちゃん!」
「お、陽太」
炊き出しのテントで配膳していた私を呼んだのは、姉の小学校五年の息子、陽太。
避難場所になっているこの小学校の近くに姉の住んでいたアパートがあり、住まいが倒壊した姉たちはここの小学校が避難場所になっている。
幸い実家が倒壊しなかったため、姉家族は実家の母の元で生活ができているから恵まれているほうだ。