ほしうらない

駆け込んだトイレが運良く空いていて助かった。
今朝食べたものを全部戻した。

「すっきりしました……」
「あんたの言うこと何も信じられんわ」
「さあ、オムライス食べましょう」
「やめとけやめとけ」

本気で止められ、東京駅を出て駅ビルに入っているカフェに飛び込んだ。

涼しい。でもメニューにあるサンドイッチですら私には重かった。

私はアイスティーを、有明さんはアイスコーヒーを注文する。

「一緒に来てもらったのに、すみません」

窓の外を涼しげに見ていた有明さんに言うと、視線がこちらに移る。

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