ほしうらない
その頃、有明さんは尖っているし仕事は出来るし、で少し怖かった。いつも気怠げで、あまり話したこともない。
私の傷にその言葉はとても滲みて、痛い。
「で、どれ」
有明さんが隣の椅子に座った。オフィスはしんとしている。
「どれが死にたいくらいの案件」
「……これです」
聞かれたので差し出した。有明さんは入っていない企画チームだけれど、話しても分かるのかどうかも定かではない。
「ここ、こうしてみたら」
まさかアドバイスをくれるとは思わなくて、固まる。
有明さんはそんなことには気付かず、私の資料を見ていた。