ほしうらない
その後を着いていくと、また手が差し出された。
次は自分の意志でそれに手を重ねる。
「じゃあ、子供の頃よく遊んでた公園に行くか」
「有明さんの人生を振り返ろうの旅ですね」
「振り返る程のものもないけど」
在来線に乗って、都内の駅でおりた。ここが最寄りということは、かなり財力のある家庭に生まれて育ったのだなと感じる。
もう歩くのは怖くなかった。どこかで会うかも、なんて考える余裕は無い。
「ここ、うわ小さくなってる」
「小さくなったのではなく、有明さんが大きくなったのでは」
よく聞くような台詞を口にしてしまった。