ほしうらない

たしかに、と有明さんは納得したような顔で公園に入る。子供たちが数人で遊んでいた。

滑り台やジャングルジム、雲梯など。
よく見る遊具が並んでいる。

「ブランコ乗ろう」
「え?」
「後ろから漕いでやるよ」
「はい?」

人気のないブランコを見つけ、有明さんが目を輝かせた。そんな少年みたいな顔で言われても。

あれよあれよ、と私はブランコに腰掛けた。

「ブランコ乗るなんて何年ぶり……え!?」

ぐら、と鎖が揺れ、座る部分にサンダルが乗っかり、そのままぐわんと前に漕がれた。

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