ほしうらない
「外にいるよりは安全です」
何の安全? と聞くより前に一行は歩き出していた。
有明さんの実家は公園のすぐ傍にあった。表札に書かれた有明の文字に、今更緊張が走る。
「ただいま」
「お邪魔します……有明さん、私何も持ってきて無いです……!」
「いや、うち両親いねーから。妹と大学生の弟だけ」
「あ、そうなんですか……」
深く聞き入ってはいけないことか、と口を噤む。
横から妹さんが玄関へ入って行った。
「海外で悠々自適な生活をしてるだけです」
「そうなんですね……」
有明さんの自由なところはご両親譲りな感じがする。