ほしうらない
「おい」
戻ってきた有明さんに威嚇された。
「落ちても知らないからな」
そう言いながらタオルケットをかけてくれる。
有明さんを見ると、同じように見返された。
手が伸びてきて、目の下の頬をすっと撫でられる。
「おやすみ」
そう言って離れて行く。
リビングと和室の電気が消された。
響く秒針の音に、時計を目で探す。暗い中でその存在は大きかった。
外灯で照らされた星座のカーテンが美しかった。
「有明さん」
「うん」
返事があった。
「ぜんぜん、殴れませんでした」