ほしうらない
有明さんは背中を擦ってくれた。
私の指先を握っていたとは思えないくらい、大きな手だった。
「変わっていける」
ぽんぽん、と背中を叩かれた。
「大丈夫だ」
私は飽きるまで泣いて、その後眠っていた。
東京駅は翌日も人でいっぱいだった。
有明さんの背中に隠れるように歩いて、新幹線口まで到着する。
「飲み物買ってきます」
指を解いてコンビニへ向かおうとすると、手を握られた。
「なんか、籾野さんが一人っ子に見えてくる」