推し活スポンサー公爵との期限付き婚約生活〜溺愛されてるようですが、すれ違っていて気付きません〜
ミシュリーヌの婚約相手は、社交界でアイドル的な人気を誇る第一騎士団の副団長オレリアンだった。
アイドル的な人気ということは言わずもがなみんな顔がいい。
とにかくこの国の騎士団は顔がよすぎる男が揃っている。
顔で選んでいるのか思いきや、そんなことはない。
ベガリー王国の騎士団は、厳しい条件をクリアしなければ入ることはできない。
故に令息たちの夢は騎士団に入団すること。
爵位にも影響するからと騎士団に入るために腕を磨くのだ。
その中でも第一騎士団のトップにのぼりつめるためには、生まれ持った魔法の才能や国民からの人気、爵位や実績など様々な要素が加味される。

第一騎士団、第二騎士団、第三騎士団とあり、約十五人ずつ在籍している。
もちろん第一騎士団が一番強く、国王や王妃など王家の護衛を任されている。
第二騎士団は大臣たちや外交、依頼があれば貴族たちの警護も行う。
第三騎士団は主に街の警備などを担当していた。

その中でも王家直属の第一騎士団の副団長、レダー公爵の若き当主オレリアン・レダーは常に注目の的だ。
歳は二十二歳で婚約者はいない。
ヴァイオレットの髪とラベンダー色の瞳は珍しく、この国では唯一のものだ。
体格は騎士団の中でも細身で白い肌に中性的な顔立ち。
とにかく麗しい、美しいという言葉はぴったりな男性だ。
寡黙で剣の腕も国で一、二を争うそう。
圧倒的な魔法の強さと彼の容姿、クールでミステリアスな部分が人気の要因なのだろう。
オレリアンの魅力にこの国の令嬢たちは虜になっている。
華やかな第一騎士団の中でも、彼を慕っている令嬢が一番多いと言っても過言ではないだろう。
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