婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
「あ~エステルが恋する乙女の顔してる」
じっとセリオを見つめていたエステルの様子に気づいたアビーが茶々を入れてきた。
「してません! セリオさんに失礼じゃないですか」
「なんで失礼になるの? 好意をもたれたら嬉しいよね?」
アビーの言葉の後半は、セリオに向けられたものだ。
突然話を振られたセリオは、ゴホッと咽せたものの「そうだな」と答えていた。
とにかく、ここは雪に閉ざされた閉鎖的な空間だから、新しい風が吹き込むと、こうやってすぐに話題にあがってしまう。
アビーとセリオが何か話している様子を、エステルは静かに耳を傾けていた。だけど、なぜか胸の奥がチクっと痛み、その原因がよくわからなかった。
じっとセリオを見つめていたエステルの様子に気づいたアビーが茶々を入れてきた。
「してません! セリオさんに失礼じゃないですか」
「なんで失礼になるの? 好意をもたれたら嬉しいよね?」
アビーの言葉の後半は、セリオに向けられたものだ。
突然話を振られたセリオは、ゴホッと咽せたものの「そうだな」と答えていた。
とにかく、ここは雪に閉ざされた閉鎖的な空間だから、新しい風が吹き込むと、こうやってすぐに話題にあがってしまう。
アビーとセリオが何か話している様子を、エステルは静かに耳を傾けていた。だけど、なぜか胸の奥がチクっと痛み、その原因がよくわからなかった。