婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
エステルはほとんどを城塞内で過ごしているし、外に出たとしても内城まで。外城のことはよくわからないし、それ以外の集落となればもっとわからない。
だが離れた集落というのは、気になっていた。それは今、開発している『でんわ』に関係するからだ。この『でんわ』があれば、ギデオンの見回りも『でんわ』での確認に変更できるのではないだろうか。
もちろん顔を合わせての対話は必要なときはある。だが、定期的な状況確認であれば、『でんわ』での連絡でも問題ないのでは。
その考えが浮かんでから、ギデオンと遠乗りに出かける日を心待ちにしていた。やはり現場を見て、何に対して困っているのか、何が必要なのかを確認するのは、人々の役立つ魔導具開発の基本だろう。
「もしかして、エステル様はギデオン派なのですか?」
なぜかハンナがそのようなことを確認してくる。
「なんでそんな話になるの? 私とギデオン様は結婚しませんって、ギデオン様も言っていたでしょう?」
一部で期待されていたギデオンとエステルの結婚。ギデオン本人がきっぱりと「ない」と言ってくれたおかげで、噂も消えつつあるが、セリオの登場でその話に再び火がついたのを、エステルも密かに感じとった。
ギデオン派かセリオ派か。
だが離れた集落というのは、気になっていた。それは今、開発している『でんわ』に関係するからだ。この『でんわ』があれば、ギデオンの見回りも『でんわ』での確認に変更できるのではないだろうか。
もちろん顔を合わせての対話は必要なときはある。だが、定期的な状況確認であれば、『でんわ』での連絡でも問題ないのでは。
その考えが浮かんでから、ギデオンと遠乗りに出かける日を心待ちにしていた。やはり現場を見て、何に対して困っているのか、何が必要なのかを確認するのは、人々の役立つ魔導具開発の基本だろう。
「もしかして、エステル様はギデオン派なのですか?」
なぜかハンナがそのようなことを確認してくる。
「なんでそんな話になるの? 私とギデオン様は結婚しませんって、ギデオン様も言っていたでしょう?」
一部で期待されていたギデオンとエステルの結婚。ギデオン本人がきっぱりと「ない」と言ってくれたおかげで、噂も消えつつあるが、セリオの登場でその話に再び火がついたのを、エステルも密かに感じとった。
ギデオン派かセリオ派か。