婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
「ですが、我々から見たら魔導職人は、別世界の存在ですよ。どうしてあのようなものを思いついて作れるのかと……」
ハリウスの妻がお茶を淹れてくれる。ここはただの集落で、ハリウスはここをまとめている代表のような存在。だからこの家はハリウスと彼の妻の二人で暮らしているらしい。
「この冬、変わったことはなかったか? なかなかこちらに足を運べなくて悪いな」
「いえいえ。そちらのほうはここと違って雪がたくさん積もりますから、仕方ありません」
「足りない物はないか?」
ギデオンが定期的に集落に足を運ぶのは、こうやって必要な物が十分に揃っているかを確認するためでもあるのだ。ここで必要な物を聞き出し、城塞に戻ってそれらを準備して、運んでくる。
そこでエステルははっとひらめく。
「ギデオン様……ちょっと思いついたのですが……」
ギデオンは「ん?」と片眉をあげる。
「以前からお話している魔導具の『でんわ』ですが、それをこちらの集落で使ってもらうのはいかがでしょう?」
ハリウスの妻がお茶を淹れてくれる。ここはただの集落で、ハリウスはここをまとめている代表のような存在。だからこの家はハリウスと彼の妻の二人で暮らしているらしい。
「この冬、変わったことはなかったか? なかなかこちらに足を運べなくて悪いな」
「いえいえ。そちらのほうはここと違って雪がたくさん積もりますから、仕方ありません」
「足りない物はないか?」
ギデオンが定期的に集落に足を運ぶのは、こうやって必要な物が十分に揃っているかを確認するためでもあるのだ。ここで必要な物を聞き出し、城塞に戻ってそれらを準備して、運んでくる。
そこでエステルははっとひらめく。
「ギデオン様……ちょっと思いついたのですが……」
ギデオンは「ん?」と片眉をあげる。
「以前からお話している魔導具の『でんわ』ですが、それをこちらの集落で使ってもらうのはいかがでしょう?」