婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
ぺこりと頭を下げたエステルは、胸の中で新たな決意を燃やす。気持ちをうきうきと弾ませて、軽やかな足取りでアビーの待つ地下室に向かう。
「エステル、どうだった?」
アビーが作業台から顔を上げ、尋ねてきた。彼女の髪は少し乱れ、作業着には魔石の粉がうっすらと付着している。エステルが来るのを今か今かと待ちつつも、作業する手は止めない。
「問題なさそうです。これで『でんわ』一台で、いろんな人とお話ができるようになりました。といっても、二十人限定ですけど」
「よかったわね」
通話回路の切り替えで悩んでいたエステルに助言をくれたのはアビーだ。各『でんわ』に番号を振り、回路に使用している魔石にその番号を記憶させる。
あとは通話時に、通話相手の番号を押せば、『でんわ』が勝手にその番号を検知し、拾ってくるという流れになっている。
電話番号の概念はあったのに、それをどう実装すべきか思い悩み、アビーによって実現化できた。ただし、登録できる相手が二十人という限定的なものだが。
「エステル、どうだった?」
アビーが作業台から顔を上げ、尋ねてきた。彼女の髪は少し乱れ、作業着には魔石の粉がうっすらと付着している。エステルが来るのを今か今かと待ちつつも、作業する手は止めない。
「問題なさそうです。これで『でんわ』一台で、いろんな人とお話ができるようになりました。といっても、二十人限定ですけど」
「よかったわね」
通話回路の切り替えで悩んでいたエステルに助言をくれたのはアビーだ。各『でんわ』に番号を振り、回路に使用している魔石にその番号を記憶させる。
あとは通話時に、通話相手の番号を押せば、『でんわ』が勝手にその番号を検知し、拾ってくるという流れになっている。
電話番号の概念はあったのに、それをどう実装すべきか思い悩み、アビーによって実現化できた。ただし、登録できる相手が二十人という限定的なものだが。