婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
「でも、セリオさんが魔導具を作れなくても、『こんな魔導具があったらいいな』って、誰かに言うかもしれないじゃないですか」
むしろ、幼いときのエステルがそうだ。前世の記憶を頼りに、そうやってモートンに魔導具のアイディアを提供していた。
「エステルの考えすぎ。私も言ったでしょ? この技術を狙おうとしてくる人がいるかもしれないって。特にエステル! 除雪魔導具とか、『こたつ』とか。そういう変わったものをぽんぽんと思いつくから、あなたからその考えを盗もうとする人物もいるかもしれない」
そう言われても、エステルはピンとこない。
いい魔導具であれば、みんなに使ってもらって喜んでほしいという気持ちが先にあるからだ。
「ああ、もう。セリオの気持ちがわかった。どちらにしろ、今の私たちだけではここに住んでる人たちの希望を叶えるだけでせいいっぱい。この国に広めたいというのであれば、ホント、神の力を借りないと無理。そのときはどうやって『でんわ』を広めていけばいいのかを相談すればいいのよ」
アビーもセリオと同じようなことを口にする。
「だからエステルは、今までの魔導具すべて、勝手に他の人に売らないように」
むしろ、幼いときのエステルがそうだ。前世の記憶を頼りに、そうやってモートンに魔導具のアイディアを提供していた。
「エステルの考えすぎ。私も言ったでしょ? この技術を狙おうとしてくる人がいるかもしれないって。特にエステル! 除雪魔導具とか、『こたつ』とか。そういう変わったものをぽんぽんと思いつくから、あなたからその考えを盗もうとする人物もいるかもしれない」
そう言われても、エステルはピンとこない。
いい魔導具であれば、みんなに使ってもらって喜んでほしいという気持ちが先にあるからだ。
「ああ、もう。セリオの気持ちがわかった。どちらにしろ、今の私たちだけではここに住んでる人たちの希望を叶えるだけでせいいっぱい。この国に広めたいというのであれば、ホント、神の力を借りないと無理。そのときはどうやって『でんわ』を広めていけばいいのかを相談すればいいのよ」
アビーもセリオと同じようなことを口にする。
「だからエステルは、今までの魔導具すべて、勝手に他の人に売らないように」