婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
「つまり、搭載されている回路板を分析すれば、同じような『でんわ』が作れるってことよね?」
 アビーの言っていることは正しい。
「う~ん、厄介なものをもっていかれたわね」
「ごめんなさい」
「ま、そこで寝ていながら侵入者に気づかなかった私が言うのもなんだけどね!」
 自嘲気味でありながらも、どこか明るいアビーの声に、少しだけ励まされた。
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